家事代行サービスが便利だという事は周知の事実です。
「でも、こんな贅沢なサービスを自分が使っても大丈夫?」
こんな不安を抱えている方も多いはずです。
この漠然とした不安は本当に正しいのでしょうか。
家事代行サービスの利用は悪いことなのでしょうか。
大丈夫です。
家事代行サービスの利用は全く悪いことではありません。
むしろ、論理的に考えれば正しいことだとさえ言えます。
今回は、『家事代行サービス利用の罪悪感』を払拭するため、
贅沢だと思われる理由からその対処法について解説します!
家事代行はどんな人が利用するの?
家事代行サービス、家政婦と聞いてどんな人が利用するイメージがわくでしょうか?
- お金持ちな人
- 広い家に住んでいる人
- 病気などで必要に迫られている人
- 超エリートな人
- etc
およそ一般人とは言えないような方たちが利用していると思われがちです。
ですが、
実際はそんなことありません!
家事代行サービスを利用している人は、
私たちのような一般家庭の人たちです。
家族で暮らしている方はもちろんのこと、
一人暮らしの人でも家事代行サービスを利用しています。
家事代行サービスが贅沢だと思われる3つの原因
洋画や海外ドラマでは普通に家政婦(家事代行サービス)や、
ベーシッターを利用している家庭が登場していますよね。
日本のドラマなどでは豪邸に住んでいるような場合でないと、
中々、家政婦やベビーシッターが登場することはありません。
しかし、実際のところ家事代行サービスは一般家庭の人も利用しています。
決してお金持ちしか使えないような贅沢なサービスではないのです。
とはいえ、
一般家庭の人が利用してはいるのですが、
あまり周りの方が家事代行サービスを利用しているという話を聞きませんよね。
それは日本ではまだ家事代行サービスが、
どこか”贅沢なサービス”と思われているからです。
「贅沢だと思われる原因は何なのか?」
この原因について解説します。
- 家事なのにお金が掛かる
- セレブ御用達のイメージ
- 専業主婦という古い文化
家事なのにお金が掛かる
家事代行サービスは家事を代行してくれるサービスです。
そして、
家事 = だれもがやっている事
みんながやっている家事にお金を払うのは無駄。
だから『家事代行サービスは贅沢なサービスだ』という考え方ですね。
確かに家事代行サービスにはお金が掛かります。
相場は1時間あたり1500円~2500円程度です。
確かに安い金額とは言い難い利用料金が必要なので、
贅沢なサービスだと考える人が多くなりがちですね。
セレブ御用達のイメージ
家政婦(家事代行)やベビーシッターは、
海外セレブが利用しているイメージがありますよね。
これは文化の違いとしか言いようがないのですが、
実はセレブしか利用していないという事はありません。
一般家庭でも利用しているサービスです。
ですが、
利用者の過半数は高所得者というデータがあります。
野村総合研究所が家事代行サービス既存利用者について、
調査結果をまとめています。
以下抜粋した表をご確認ください。
共働きかどうか、子供あり・なしに関わらず全体でみると、
世帯年収700万円以上の利用者は全体の55%です。
世帯年収700万円未満というのはどういった層なのかとを調べてみました。
すると、この調査が行われた平成26年度と同じ年、
厚生労働省が世帯年収について調査結果を公表しています。
この結果から考えると、
世帯年収700万円以上の世帯は高所得者と言えます。
セレブ御用達とまでは言えませんが、
利用者の半数以上は高所得者だというのも事実です。
専業主婦という古い文化
今でこそ夫婦共働きが当たり前な世の中になってきています。
女性の社会進出もかなり増えていますよね。
しかしながら、昭和脳とでも言いましょうか。
「女性は家を守るもの」
という考え方が長らく続いてきていたので、
日本ではまだ専業主婦が当たり前という古い文化がまだあります。
こういった文化から家事は
「主婦がやるもの」「やって当たり前」となり、
家事代行サービスの利用を妨げている原因になってしまいます。
家事代行が『贅沢ではない』4つの理由
家事代行サービスが贅沢なサービスとされてはいますが、
実際のところ贅沢なサービスではありません。
なぜ『贅沢ではないと言えるのか』、
この理由について解説していきます。
利用者の半数近くは一般家庭
家事代行サービスの利用者の過半数は高所得者だと先ほどお話しました。
しかしながら
家事代行サービスの利用者の半数近くは一般家庭である
という事がわかります。
再度野村総合研究所の調査結果を見てみましょう。
この表にある通り、高所得者層を『世帯年収700万円以上』とすると、
残りの層は一般家庭と考えられます。
つまり、利用者全体の45%は一般家庭なのです。
これではセレブ御用達ないし高所得者だけが利用する。
とは言えないサービスですね。
者の半数近くは一般家庭
共働き世帯の増加
家事代行サービスが贅沢なサービスと言えていた時代とは、
状況がまるで違います。
このグラフをみてください。
確かに1980年代など圧倒的に専業主婦が多い時代もありましたが、
2000年頃に専業主婦と共働きが半々ぐらいになりました。
それから共働き世帯はどんどん増加し、
2021年では専業主婦はもはや少数派です。
家事をする妻、働く夫と言った分業体制は、
今は成り立たない時代になっていると言えます。
1980年代の男性は仕事終わりに、
食器洗いや掃除をしてくれていたでしょうか?
偏見かもしれませんが、おそらくいても極少数だったでしょう。
今は共働き時代。
家事代行サービスが必要になるのも自然な流れで、
必要なサービスは贅沢とは言えませんね。
家事代行サービス業界の普及
家事代行サービスが出始めたのは2000年頃です。
その頃に家事代行サービスを利用しようとすると、
競合が居ないせいで価格競争はおきにくいです。
しかし、最近は家事代行業者も増えてきています。
今はまだ誰もが利用するサービスとまではなっておりませんが、
これからどんどん需要は増えていくと思われます。
また、家事代行サービスのマッチングサイトというものも、
最近では出始めています。
これにより通常の家事代行サービスよりも、
500円~1000円程度1時間あたりの単価が安くなります。
家事代行サービスの利用料金自体も安くなり、
より家事代行サービスが身近なものになっていきます。
マッチングサイトについてはこちらの記事をご覧ください。
>> 割安で使える!家事代行マッチングサイトを徹底比較
お金で時間を買える画期的サービス
お金を何のために貯めていますか?
あるいは
お金があったら何に使いますか?
車、タバコ、お酒、洋服、ゲームなど、
贅沢品から趣味までお金は何かを買うために稼ぎますよね。
よく「お金で何でも買えるわけじゃない」というセリフがありますが、
その中の買えないものに『時間』もあります。
高齢になった大富豪が永遠の命や若返りを望むなんてのは、
映画でも良くあるお話です。
確かに過ぎた時間を巻き戻すことはできません。
でも、これから使ってしまう時間であれば、
お金で買うことができるのです。
家事代行サービスは家事に掛けていた時間を買えるサービスです。
タバコや洋服は贅沢品ではありますが、
買ったからと言って「贅沢だ」なんて言われませんよね。
そういう意味では家事代行サービスで時間を買う事も贅沢ではないのです。
家事代行利用の罪悪感をなくす”考え方”
「家事代行サービスを使ってみたい!」
でも、贅沢なサービスを利用するのに罪悪感がある・・・。
そんな自己嫌悪に陥ってしまった方のために、
罪悪感をなくすための考え方をお伝えしたいです。
せっかく世にある便利なサービス。
これを利用しないのは勿体ないと思います。
- “時間”があればできることを考える
- 家事代行サービスは子供の習い事と同じ
- 日々の生活での支出は完璧じゃない
“時間”があればできることを考える
家事代行サービスを利用する最大のメリットは、
『自分の時間を持てること』です。
普段家事にどれぐらいの時間をかけているか計算したことはありますか?
日々時間に追われはするものの、
どれにどの程度の時間がかかっているのかは見えにくいものです。
それは色んな家事を同時並行していたり、
家事をしていたら別の用事が割り込んで来たりで明確な区切りがないからです。
家事代行サービスを利用すれば、
家事全てをしなくてよくなるとまでは言えませんが、
確実に家事に割く時間が増えます。
例えば家事代行サービスをほぼ最少利用、
週に1日だけ1回3時間の利用をしたとしましょう。
この場合、1カ月・1年でどの程度の時間ができるのかと言うと
これだけの時間が自由に使えます。
自分の時間ができるので、趣味や習い事での自分磨きもできますし、
家族との時間に割くのも良いでしょう。
時間に余裕のある生活を時間で買うと考えれば、
かなりお得な買い物だと思いませんか?
日々の生活での支出は完璧じゃない
「また無駄な買い物しちゃった・・・」
こんなセリフはあるあるですよね。
日々の生活でお金を使う時に、
無駄が一切ないと言い切れる人は少ないはずです。
生きるために必要な衣食住にしかお金を使わず、
誰とも交流もしなければ、趣味にお金を使うこともない。
そんなストイックに生きているのでない限り、
どこかで無駄な支出はしているはずです。
そんなムダな出費は自分の中では当たり前になりがちで、
回数を重ねるうちにムダだと考えなくなっています。
そんな出費をしているのであれば一部だけでも減らし、
家事代行サービスに回しても問題ありません。
むしろ、かけがえのない時間を買える分だけ有意義かもしれません。
時間は過ぎてしまうと手に入りませんが、
これから使ってしまうであろう時間はまだ買うことができるのです。
家事代行サービスを安く利用したいという方はこちらの記事をご覧ください。
家事代行サービスは子供の習い事と同じ
子供に習い事をさせるとき、月謝はもちろん気になりますが、
サボりは別として習い事をあまりムダだとは考えないですよね。
なぜ習い事をさせるのでしょうか?
野球、サッカー、水泳などのスポーツから、
ピアノや塾まで色々ありますよね。
こういった習い事って実は親が教えられるものもあります。
子供にスポーツをさせるとき親が経験したスポーツをさせることはざらですし、
勉強に関してもある程度のレベルであれば教えられるはずです。
しかし、ほとんどの親はそういうことはしません。
なぜならプロに任せた方が良いというのもありますが、
時間がないという大きな理由があるからです。
つまり、子供に習い事をさせるというのは、
ある種の時短術といえます。
そう考えると時短にお金をかけるのは普通のことです。
家事に割く時間を節約するという意味では、
かなり投資効果も高いです。
習い事では成果がでない可能性もありますが、
家事代行サービスでは確実に成果(時短)が出ます。
家事代行を利用の罪悪感をなくす”4つの方法”
1週間分だけ1日のタイムスケジュールを整理する
「必要に迫られて家事代行サービスを利用する」
というロジックができれば罪悪感はなくなります。
そのためにはまずスケジュールを可視化することが大切です。
丸1日、1時間刻みで何をしているのか、
メモ書きでもいいので書いてみてください。
GoogleカレンダーなどのアプリでもOKです。
できれば月~日曜日まで1週間分入れてみましょう。
曜日によっては
- 残業が多い
- ゴミ出し
- 介護
- 習い事
- 子供の送り迎え
- etc
などのように曜日ごとにやらなければならないことが変わりますよね。
スケジュールを可視化することで、
『家事代行に頼まないと回らない』
ということが分かれば気兼ねなく利用できます。
家事代行サービスへの依頼内容を精査する
これは家事代行サービスの利用を最小限にするという試みです。
掃除、洗濯、料理、子供の送迎などなど、
頼みたいことを頼みたいだけ依頼しようとると必然利用時間が長くなります。
1日でこなせなければ1週間の利用回数も増えてしまうでしょう。
そうなると家事代行サービスにかかる利用料金が跳ね上がります。
依頼内容を絞ることができれば、
家事代行サービスの利用料金を抑え罪悪感も減ります。
共働き夫婦は完全な家事分担を提案する
「共働きなのに私の方が家事を多くしている・・・。」
という夫婦もよく聞く話ですよね。
もちろん妻側だけでなく、夫側の家事負担が多い家庭もあります。
家事代行サービス利用を提案したときに、
「そんなのは無駄な出費」なんて言われると利用を強行できません。
仮に利用を強行しても、パートナーの反対にあっていることで、
罪悪感がぬぐえないですよね。
そもそもなぜパートナーが反対するのかと言うと、
家事をしていないにも関わらず、
あなたが家事をこなすので生活が回っている。
という風に錯覚しているからです。
この場合だと、『パートナーに家事代行サービスの利用を快諾』してもらうのが、
もっとも罪悪感なく家事代行サービスを利用できます。
パートナーに家事代行サービスを利用するように促すのは簡単です。
「家事完全に折半の当番制にする」
これを実行できれば家事代行サービス利用にパートナーが反対したとしても、
おそらく家事をしていない側は生活が回らなくなるはずです。
そうなればしめたもの。
家事代行サービスの利用について再度提案してみましょう。
きっと家事代行サービスの利用に関して意見が変わっています。
家事代行サービス利用料金分の浪費を見直す
家事代行サービスを利用するために、
娯楽や浪費をやめてみましょう。
そうすることで浮いた浪費のお金を家事代行サービスの利用に回します。
「支出削減に頑張ったご褒美」
と考え、家事代行サービスを利用することに関して、
罪悪感がなくなるはずです。
まとめ|家事代行の利用は全く贅沢じゃない!
『家事代行サービスが贅沢ではない』
この理由と対処方法について解説しました。
時代背景や現代の生活スタイルを考えれば、
家事代行サービスの必要性や、便利さが分かるかと思います。
生活に必要なサービスの利用は、
決して贅沢をすることではありません。
時間にゆとりのある生活を楽しむためにも、
ぜひ気兼ねなく家事代行サービスを利用してください。
家事代行サービスについてはこちらの記事をご覧ください。
>> 家事代行サービスとは?|サービス内容・依頼方法を解説
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